急に親戚が亡くなった際、外せない用事があったり、遠方に住んでいたりと諸事情でどうしても葬儀や告別式に出席できない場合は、哀悼の意を伝えるため弔電を送ることもあるかと思います。
ここでは、特に親戚が亡くなった場合の弔電の文例、または弔電を送る際の注意点などをご紹介していきたいと思います。
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親戚が亡くなった場合の弔電の文例
以下では具体的な弔電の文例をご紹介していきたいと思います。
文例1
「○○様のご訃報に接し、悲しみの思いでいっぱいです。幼き日、家族のように可愛がっていただき、そして多くのことを学ばせていただきました。大好きな電車を見に連れて行ってくれたこと、釣りにも連れて行ってくれましたね。思い出は数えきれません。まるで父母のように慕い尊敬する○○様の安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げます。」
文例2
「○○様のご逝去の知らせを受け、ただ驚いております。お正月にお会いした時、力強く私の手を握りしめてくれた○○様の手の温もりを、今はるかに思い出しながら、感謝の気持ちと懐かしさと、尽きることない寂しさで胸がいっぱいです。
一目お別れに駆けつけることも出来ず、申し訳ない気持ちですが、遠くから静かに手を合わせ、安らかなるご冥福をお祈りいたしております。」
弔電を送る際の注意点は?
ここでは、親戚に弔電を送る際の注意点について述べていきたいと思います。
1)弔電の宛先は喪主宛に
最初に訃報を受けた時点で、誰が喪主を務めるかきちんと確認しておきましょう。
もし喪主が誰か分からない場合は「○○様(故人名) ご遺族様」宛でも大丈夫です。
もしくは、葬儀を担当している葬儀社に確認をしてもいいかと思います。
2)弔電の送り先は?
弔電は故人、喪主の自宅に送るのが確実だと思われがちですが、 最近では遺体の安置から通夜、葬儀に至るまでずっと専用の葬儀式場で行う遺族も増えています。
その間、まったく自宅には戻らないケースもあるので、通夜や葬儀を行う場所が自宅ではなく葬儀場であることが分かっている場合は、その葬儀場の場所の住所と電話番号をきちんと教えてもらっておき、そちらに弔電を送りましょう。
3)差出人の名前にフリガナをつける
弔電は必ずと言っていいほど、葬儀の中で紹介されるものです。
その際、意外と読み方の分からない人名も多いようです。
ですので自身の氏名が少し読みづらいという自覚がある場合には、弔電を打つ際、フリガナをつけてもらえると、遺族も司会者もとてもとても助かります。
万が一、間違った読み方で紹介してしまうと失礼にあたりますし、ただでさえ悲しみと葬儀の準備でぐったりの遺族への負担は、なるべく軽くしてあげましょう。
4)早めに弔電の手配を済ませる
弔電は必ず葬儀の日時に間に合うように、早めに手配を済ませておくことも重要です。
葬儀の準備期間は1日~2日くらいしかありません。
もたもたしているとあっという間に葬儀当日がやってきますので、訃報を受け弔電を打つ必要があると分かったならば、すぐに手配を急がないと間に合いません。
遺族の手を煩わせないよう、早めに弔電の手配を済ませておきましょう。
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5) 忌み言葉に注意する
葬儀に送る弔電に添えるメッセージには、タブーとされる「忌み言葉」があります。
例えば「重ねがさね」「たびたび」など、不幸が重なることを連想させる言葉がそれに当たります。
他にも「とんだこと」などの悪いことを連想させるような言葉、「九」「四」などの不吉な音の言葉など、いろいろあります。
まとめ
突然の訃報で、どうしても葬儀にかけつけることができないときは、弔電で心からのお悔やみを伝えるようにしましょう。
また弔電を送る際に注意しておく点について知っておくことも重要ですし、なるべく早めに行動して送ることも大切ですね。