身内の不幸は誰にでも突然やってきます。
例えば会社の人や取引先の人から身内の不幸を知らせるメールを受け取った際、どのように返信すればよいか分からず困った、という経験のある方も少なくないのではないでしょうか?
ここではそんな経験がある方のために、身内の不幸を知らせるメールを受け取った際どのように返信すればよいのかについて述べていきたいと思います。
スポンサーリンク
相手別のメールへの返信方法とは?
訃報のメールを受け取った際には、相手側も身内の不幸に心身ともに疲弊し、また葬儀の準備などで忙しいと考えられます。
ですのでメールを返信する場合は文章は短めにし、お悔やみの言葉とともに遺族を気遣う言葉を添えて返信するとよいでしょう。
ここでは、会社の上司や取引先の人などからの訃報のメールに対する返信方法を例文を挙げて述べていきたいと思います。
上司からの訃報への返信の仕方の例文
本文「ご尊父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
心身ともに大変な時とは存じますが、くれぐれもご無理をなさいませんようお願いいたします。
まずは略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。」
取引先からの訃報への返信の仕方の例文
本文「この度は、お身内にご不幸があったと伺い、心から哀悼の意を示しますとともに故人のご冥福をお祈り申し上げます。
心身ともにお辛い状況であるとは存じますが、どうかお力落としのないようにご自愛ください。
まずは略儀ながらメールにてお悔やみ申し上げます。」
訃報への返信メールで注意すべき言葉とは?
身内の不幸を知らせるメールを受け取った場合、メールを返信する際には普段のメールとは違い使用に気を付けなければならない言葉があります。
ここでは訃報への返信メールで注意すべき言葉について述べていきたいと思います。
1)「御愁傷様でございます」
葬儀の際などの一般的なあいさつでは「御愁傷様です」が一番よく使われている言葉でもあります。
御愁傷様という言葉は、元々は相手を気の毒に思う様子を表す言葉で、身内の不幸があった方へのお悔やみの言葉でもあり、また相手への最上級の敬意を表します。
しかしこの言葉は、遺族との会話の中でしか使えない話し言葉です。
ですのでけしてメールの中で「御愁傷様」と使わないように注意しましょう。
2) 「頑張って」や「元気を出して」はNG
身内の不幸があった方には、「頑張って」や「元気を出して」は言わないようにしましょう。
遺族は身内の不幸に打ちのめされ、悲しみの中にいます。
そんな時に「元気を出して」言われても、力づけてくれているとは分かっていても中には負担に感じる方もいます。
ですので遺族に言葉をかける際には「お力落としのないように」または「ご自愛なさってください」などの、相手の今の気持ちを配慮した言葉を選んでかけるようにしましょう。
重ね言葉などの忌み言葉は使わない
身内の不幸があった方にかけてはいけない言葉のひとつに重ね言葉があります。
これは不幸が重なるという縁起を担ぐ意味で使ってはいけないとされています。
「重ねる、再び、たびたび、くれぐれも」などがこれにあたり、さらに「続く、追って、繰り返す」などの忌みも使ってはいけないとされています。
また不幸があった際は「死ぬ、死んだ、死亡、死去」など死を連想させる言葉は避け、代わりに逝去という言葉に言い換えます。
同じように「生きる」という言葉も、「生前、お元気な頃は」という風に言い換えた方がよいでしょう。
スポンサーリンク
まとめ
身内の不幸があったと知らせるメールが来た場合は、十分言葉に配慮し、また相手の気持ちを考えて返信するようにしましょう。
忌み言葉や死を連想させる言葉にも注意し、メールをもらったらできるだけ早く返信するようにしましょう。
相手の悲しい気持ちに配慮し、悲しみに寄り添うような文章にするとよいかもしれませんね。