番茶や緑茶の一種ですが、他のお茶よりカフェインの含有量が少なく比較的飲みやすい種類であると言われています。
また番茶と言えば熱いお茶というイメージを持ってしまいがちですが、実は水出し番茶というお茶があるのをご存知でしょうか?
水出し番茶にはお湯で煮出した番茶にはない良い点もあるようです。
そこでここでは、番茶に含まれているカフェインの量などについて、また水出し番茶の良さなどについても述べていきたいと思います。
スポンサーリンク
番茶に含まれているカフェインの量は?
緑茶とは、茶葉を摘み取った直後に発酵を止める不発酵茶のことを指して言います。
つまり日本茶全般のことを言い、緑茶を熱で煎じて作るほうじ茶や遅い時期に摘んだ茶葉を使って作られる番茶も日本茶の一種となっています。
実際にそれぞれのお茶に含まれているカフェインの量を比較してみると、緑茶一杯に対して煎茶、ほうじ茶は30mg、番茶は15mgとなっており、煎茶や番茶と比べると実は番茶にはカフェインは半分しか含まれていないことがわかります。
ですから身体への影響が心配な妊婦や子供、または年配の方などでも安心して飲めるのは、やはり番茶であると言えるでしょう。
ただし少量とはいえ番茶にもカフェインは含まれていますので、その点は十分に注意するようにしましょう。
番茶にはカテキンが多い!
番茶はカフェインが少ない代わりに、カテキンが多く含まれています。
カテキンは発ガン物質の抑制や血中コレステロールの低下、また抗菌·抗酸化作用や口臭予防、虫歯予防などさまざな身体に良い効果があるとも言われています。
水出し番茶もおすすめ!
番茶と言えば、なんとなく熱いお湯で煮出したものを飲むというイメージがありますが、実は水出し番茶もあるのをご存知でしょうか?
番茶の良さを味わうには水出し番茶が一番という声もあるほどですので、実はこちらも番茶のおすすめの飲み方です。
実は番茶を水出しすると、ポリサッカライドという成分が水の中に多く溶け出します。
あまり耳慣れない言葉ですが、このポリサッカライドには血糖値を下げる効果があると言われているようです。
ポリサッカライドは熱に弱いので、お湯ではなく水出しする必要があります。
さらにこの成分には血糖値を下げる効果の他にも、体脂肪の燃焼を助ける働きがあるのでダイエット効果も期待でき、ポリサッカライドは体内に吸収されやすいので疲れにくい身体を作る助けにもなります。
ですので特に夏の熱い時期などは水出しした番茶を冷蔵庫にいれておき、水分補給すると良いかもしれませんね。
「番茶も出花」という言葉の意味とは?
「番茶も出花」という言葉を耳にしたことはあるけれど意味はよく知らない、という方も意外と多いのではないでしょうか。
「番茶も出花」とは、番茶は上等なお茶ではないけれど淹れたては香りが高く美味しいという意味を、器量があまり良くない女性でも良い年頃になれば美しくなるという意味と重ね合わせた言葉です。
番茶はけして高価なお茶ではありませんが、淹れたてを飲むのがやはり最高ですので美味しい時を逃さずにいただきたいですよね。
スポンサーリンク
まとめ
ここでは番茶に含まれているカフェインの量やカテキン、また水出し番茶などについてご紹介してきました。
番茶は他のお茶に比べカフェインの含まれている量が少なく、比較的誰でも飲みやすいお茶となっています。
また番茶に含まれているカテキンや血糖値の上昇を押さえる働きがあるポリサッカライドも身体に良い働きをしてくれるようです。
「番茶も出花」という言葉通り、番茶の一番美味しい時を逃さずに飲んでみてくださいね。
また、番茶や玉露・煎茶のカフェインや効能についての記事がありますので、是非参考にしてください。
③番茶のカフェイン量は?☚今ここ