レトルト食品やパックご飯は、一人暮らしの方や忙しくて時間がない時など温めるだけですぐ食べられる大変便利な食品ですよね。
主婦の方も時々利用するのではないでしょうか?
一度温めたレトルト食品をうっかり忘れていているうちに冷めてしまったという経験をしたことが何度かあると思います。
そんな時には、一度冷たくなったレトルト食品やパックご飯を再加熱しても大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、レトルト食品やパックご飯は再加熱しても大丈夫なのかについて見ていきたいと思います。
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レトルト食品やパックご飯は再加熱しても大丈夫?
結論から言えば、レトルト食品やパックご飯は、袋を開封していなければ再加熱しても食べる事ができます。
レトルト食品は充填してから加熱抗菌していて中は無菌状態となっているので、一度温めてしまっても中が腐るような事はないそうです。
また1度温めてしまっても水分が飛んで煮詰まるような事もないので、冷まして再び保存することも可能ですよ。
ただ何度も温め直すのは、食品の品質を低下させ美味しさも半減してしまうのであまりおすすめできません。
電子レンジを用いて加温調理する時は別容器に移すべき?
また、最近のレトルト食品には、電子レンジ調理に対応した自動蒸気抜き機能、つまり蒸気口のついた透明や半透明のパウチが多くなっており、電子レンジを用いて加温調理を行う際には他の容器に移し変える必要がなく非常に便利です。
ただし蒸気口が付いているレトルト食品を一度電子レンジ調理した場合は、その場で必ず使い切るようにしてください。
さらに一度加温したレトルト食品の再使用については、製品に記載された注意事項を良く見ることも必要です。
また賞味期限を守り、早めに食べきるようにしてくださいね。
主なレトルト食品会社での対応は?
ここでは、グリコと明治というレトルト食品を扱っているふたつの会社の対応を例に挙げ、レトルト食品の再加熱について見ていきたいと思います。
①「グリコ」の場合
質問「レトルト食品を一度温めて、また使えますか?」
答え
「『パウチ』を開封しなければ、温め直しをして食べることができます。ただし、中の具材の形が変わって(くずれて)しまうことがあります。電子レンジ加熱対応品の「パウチ」は、一度温めた商品はすみやかにお召あがりください。再加熱はしないでください。」
開封しなければ再加熱ができるという表現になっています。
沢山の人に安心な食材を届けるメーカーですから、こうした回答になっているのだと思います。
②「明治」の場合
レトルト商品を一度温めた場合でも、『パウチ(袋)』を開封しなければ、温め直しをしてお召し上がりいただけます。しかし、たび重なる温め直しは具材やソースの品質を低下させ、おいしさを失わせることになりますので、おすすめできません。
なお、蒸気噴き出し口が付いた電子レンジ対応商品の場合、一度加熱すると保存はできませんので、速やかにお召し上がりください。」
こうして見ると、どちらの会社も再加熱した食品は早めに食べることをすすめています。
また電子レンジ加熱対応については、再加熱は不可であるとしているようです。
再加熱する際ののポイントとは?
レトルト食品は、袋のまま再び温めると中の具が小さくなる事があります。
ですので再加熱する場合は開封してお皿に移してからレンジで温めるようにしました。
また鍋に移して湯煎で温めても良いですが、この場合は焦げ付く可能性があるので、鍋で温める場合は必ず弱火で行いましょう。
電子レンジ加熱対応のものは再加熱はNG
最近のレトルト食品には袋のまま温められる電子レンジ加熱対応の自動蒸気抜き機能(蒸気口)がついたものがあります。
このようなレトルト食品は袋のままレンジ加熱でき、皿に移し変える事なく温められるので大変便利なのですが、加熱すると蒸気口が開き開封した事になります。
ですから再び保存して再加熱することはできませんので、必ず使い切るようにしてくださいね。
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さいごに
レトルト食品やご飯のパックは一度温めてしまったら食べなければいけないと思っていましたが、実際は未開封で賞味期限まえであれば再加熱は可能なようです。
しかし、何度も温め直しををする事によって、品質の低下つまり美味しくなくなるそうなのでそこは注意しましょう。
また電子レンジ対応のレトルト食品は蒸気口が付いているので、その場で使い切るようにしてくださいね。