主婦の方の中には、お肉を安い時にまとめて買いして冷凍しておく、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
スーパーでの特売日で広告の品。と書かれているとつい買ってしまったり・・・
ただ気になるのは、冷凍肉は解凍した後いつまで大丈夫なのか?という点ですよね。
そこで今回は、冷凍肉は解凍した後いつまでもつのかについて述べていきたいと思います。
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冷凍肉は解凍した後いつまで大丈夫?
一般的には、冷凍肉は解凍した後5度以下の冷蔵庫保管して、約2日ほどが賞味期限とされています。
ただし、冷凍前の鮮度や解凍方法、また保管をする冷蔵庫の温度によっても違ってきます。
解凍後もおいしく食べるためには、冷蔵庫でゆっくりと解凍するのが理想的です。
常温解凍や、レンジなどを使った急速解凍では、肉の傷みが早くなる傾向があるので注意が必要です。
賞味期限を伸ばしたいならチルド室で
一般的に、冷蔵庫の温度は0〜10度、チルド室が0度〜-1度です。
解凍後の賞味期限を伸ばすためには、チルド室でゆっくり解凍して、そのまま保存もチルド室でするのが良いでしょう。
ただし鮮度が落ちた状態で冷凍した場合は、解凍後の傷みも早くなります。
解凍後2日というのはあくまで目安であり、最終判断は自分の目と鼻でしっかり行うことも大切です。
肉をおいしいまま冷凍保存するためには?
買ってきた肉はドリップが出ている可能性が高いので、パックのまま冷凍するのはよくありません。
ドリップとは、肉の内部から出てくる赤い血のような液体です。
肉から染み出た水分やたんぱく質、うま味成分が含まれていて臭みの原因になるため、冷凍前に取り除く必要があります。
また買った時にはドリップが出ていなくても、持ち帰る間の温度変化で出てしまう場合もあります。
さらに肉が入っているパックは断熱材がわりとなり冷凍に時間がかかる原因にもなるため、パックのまま冷凍するのはおすすめできません。
肉の下に敷かれていることの多い「ドリップ吸収シート」もそのまま冷凍すると不衛生ですから、シートを取り除き、肉についたドリップはキッチンペーパーで拭き取ってから冷凍するようにしましょう。
冷凍保存期限の目安は?
家庭で肉を冷凍する場合、冷凍保存期間はだいたい1カ月程度が目安となります。
ただし、空気に触れる部分が多い挽き肉は、約2週間が目安となります。
長く冷凍すると肉の酸化や乾燥の原因にもなるため、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
また、冷凍庫を開けると庫内の温度が上昇するので、開ける頻度によっても保存期間は変わってきます。
冷凍した日を袋に書き込んでおくと、使い忘れを防げますよ。
肉の賞味期限を伸ばすには?
肉のおいしさを保ちつつ賞味期限を長くするためには、買う時に鮮度の良い肉を選び、買ってきたその日のうちに冷凍することが大切です。
肉の賞味期限が近づいてきたから冷凍する、ということは避けるようにしましょう。
保存する際は雑菌が入らないよう、手をよく洗い清潔な菜箸やまな板を使って作業します。
冷凍する際に、なるべく急速に冷凍することも大切です。
しっかり密閉して保存する
肉を冷凍する際に重要なのが、しっかり密封することです。
ですから冷凍する際には、密閉できる保存袋に入れるのがおすすめです。
ラップに包んだだけだと冷凍庫内ではがれやすく、空気に触れて酸化したり、霜がついたりほかの食品の臭いが移ってしまう可能性があり、また製品によっては空気を通してしまいます。
小分けして冷凍したい場合はラップで包み、さらに冷凍用密封保存袋に入れて冷凍しましょう。
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さいごに
冷凍肉は解凍した後、5度以下の冷蔵庫保管して約2日ほどが賞味期限とされていますので、その期間に使いきるようにしましょう。
ただし温度や環境などにも左右されるので、なるべく早く使うことをおすすめします。
家族のためと節約するために安く買ったお肉は上手に保存して、食卓に並べましょうね。