「ようやく手に入れた革製品だから大事にしたい!」って気持ち、使い込むと味が出てくる革製品には特にそう感じますよね。
特に革財布は毎日手にとって使うものですから、一層の愛着が湧いてきて、あなたにとってまさに良き相棒になりますから。。
大事なものほど、買ったその日から何かお手入れしてあげたい!お手入れ用のクリームも色々発売されているからどれがいいの?なんて思いませんか?
また、お手入れ頻度はどの程度必要なの?など分からないことが多いですね。
そこで今回は、あなたの大事な革財布と長く付き合うためにお薦め出来るお手入れ用クリームと、それらの特徴や使い方についてお伝えします。
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安心して使えるお手入れ用クリーム3種
お店に行けば革製品メンテナンス専用コーナーがあったり、ネットショップでも色んな種類のクリームがありますが、大事にしたい革財布ですから、長く支持されていて信頼出来るブランドのものが良いでしょう。
今回ご紹介するのは
・ ラナパー
・ コロニル
・ ミンクオイル
です。
いずれも長年販売が続けられている間違いないお手入れ用クリームで、それぞれについて、どのくらいの頻度で使えばいいのかも解説して行きます。
ラナパー(Ranapur) レザートリートメントの場合の頻度
ラナパーはドイツブランドのメンテナンスクリームで、今も同国で作られています。
天然成分の蜜ロウとホホバオイルを使用しており、ワックス状になっています。
専用スポンジが付属していますのでそれで塗るだけで簡単にケアができ、この専用スポンジはロフトやハンズなどで同社のスペアスポンジが手に入りますので、汚れたなと思ったら気軽に交換出来ます。
もちろん普通のご家庭にあるスポンジを使って頂いてもOKですが、専用スポンジは密度が高くてとても扱いやすいのでおすすめですよ。
薄く極普通に塗る感覚で初心者の方でもムラやシミにならずに簡単に扱えますし、塗ったあとはある程度の撥水効果も期待出来ます。
お手入れの頻度も革財布の場合は水濡れの心配も少ないですので、年に1度くらいの頻度でも構いません。
コロニル(Collonil)1909シュプリームクリームデラックス
こちらはドイツで100年以上の伝統があるレザーメンテ製品の名門ブランドです。
シダーウッドオイルという針葉樹系の樹木から抽出した肌にも優しい天然オイルが使われています。
乳液状のトロっとしたクリームですので革に塗るとすぐに浸透して保湿と栄養を与えてくて、革がオイルを良く吸うので、逆に付け過ぎないことが大事です。
塗る際にはクリームを指の腹で取って塗り広げるのも良いですし、ツメで引っ掻いちゃうのが怖いと思う人ならばウエスを指に一巻きしてからつけると良いでしょう。
前述のように良く浸透しますから頻繁に塗る必要はありません。お手入れの頻度としては革が乾いたなと思ったときに足りない分を不足してやる感じで丁度良いです。
コロンブス ミンクオイルの場合の頻度
ミンクオイルはその名の通り、鯨の油が含まれています。
上の2つと違う点は動物性油脂のクリームということで、体温で自然に柔らかくなり塗りやすいクリームですが、塗る際にはシミになりやすいため、少量ずつ目立たないところから試すのが良いでしょう。
このミンクオイルの強みは硬い革を柔らかくしてくれることです。
買ったばかりの二つ折りハードレザーの革財布は硬くて、畳んでもちゃんと閉じない・・・なんてことありませんか?
他にもブーツが馴染まなくて困るなど、どうにかしたいケースは多々あります。
そんなときはこのミンクオイルを塗ってあげれば、柔らかくなって馴染みが良くなりますので硬い革の使い始めなどにお試し頂くと良いと思います。
こちらもそう頻繁にお手入れで塗る必要はなく、むしろ過剰に塗るとシミになって取れにくくなりますのでご注意下さい。
ケア前の汚れ落としも忘れずに!
そして、つい忘れがちですが新品の場合は大丈夫ですが、ある程度使った革財布の場合は最初に汚れを落としてあげましょう。
革財布は革靴と違いそれほど見た目の汚れは少なくても、手に持って使うものですからホコリや手垢などが付いているものです。
ホコリは軽くブラッシングしてあげてください。
その際は豚毛ブラシよりも馬毛ブラシのほうがコシがあって扱いやすいです。
他の革製品のメンテにも役立ちますから1本、できれば靴用と分けて2本用意しておくと良いでしょう。
そして汚れが目立つ場合はクリームタイプのレザークリーナーで拭き取ります。
手に入りやすくお勧めしたい定番としてはコロンブスのニューネオクリーナーです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は革財布のお手入れ用クリーム3点のご紹介をさせて頂きました。
ラナパー、コロニル、ミンクオイル、それぞれお手入れや使う頻度・個性があって面白いですね。
扱いやすい「ラナパー」、浸透して栄養補給してくれる「コロニル」、そして硬い革を柔らかくしたいときは「ミンクオイル」がお薦めです。
そして汚れ落としのクリーナーも持っておくといざという時にも安心です。
ラナパーとコロニルは植物性、そしてミンクオイルは動物性と種類は違いますが、いずれも天然成分由来ですし、歴史と実績のあるブランドの商品ばかりですので安心して選んで頂いて大丈夫です。
そしてケアする頻度についても、革が乾いてきたなと感じた時に薄く塗る程度で十分なのです。
塗りすぎは革の色が変わったりシミの原因になりますからくれぐれも用心ください。
あなたの革財布にピッタリのメンテクリーム選びの参考にしてくださいね。